学校の先生をしていると、お昼ご飯は必ず給食を食べることになります。子供の頃は当たり前のことでしたが、大学生になったり、社会人として働いていると勝手にご飯が出てくるのはちょっぴり羨ましいですよね!
では、実際に先生として働いていた人は給食にどんなメリット・デメリットを感じているのでしょうか?
今回は元教員の私が、学校給食のメリット・デメリットをご紹介します。
給食のメリット
給食には大きく3つのメリットがあります。
メリット①:栄養満点!
給食は毎日・いつでも栄養満点です!
給食の献立を見てみると、常に5大栄養素をカバーするようになっていて、毎日食べれば必ず健康になることができます。
おろそかにしがちな食の健康面を自動で整えてくれる給食に、先生たちはいつも大助かりです。
私の場合は、男の一人暮らしであったため、夜は外食や冷凍食品が多く食生活が乱れがちでした。しかし、お昼には毎日給食を食べていたために、体を健康に保つことができ、健康診断も安心の結果を出すことができました。
メリット②:ボリューム満点!!
給食は食べようと思えばたくさんの量を食べることができます!
実はあまり良い技ではないのですが、ご紹介します。
- 学級びらきの際に、先生が食べる量を多めに伝えて、クラスで共有しておく
- 「先生は給食をたくさん食べる」という意識が自然と子供達の中に浸透し、毎日大盛りの給食を食べられるようになる。
大事なのは、「学級びらきに大盛りにするよう伝えること」です。
なぜなら、たまに大盛りにするよう頼んでいると、
「先生は好きな献立の日だけ大盛りにする」
と、子供たちから反感を買うことになってしまいます。
たくさん給食を食べたい人は、ぜひやって見てください!
メリット③:とにかく安い!!!
安いです!とにかく安い!
私が以前いた学校では一食250円で食べることができました。
250円で美味しくて、栄養満点の給食をたくさん食べれるとあれば、もう文句はありません。
給食のデメリット
ここまで非常に魅力的なメリットを紹介しましたが、給食には学校ならではのデメリットもあります。
デメリット①:ゆっくり食べれない
学校ではほとんどの場合、給食をゆっくり食べることができません。
なぜなら、事務作業や行事の準備など、先生たちは給食を素早く終わらせて少しでも仕事を進める必要があるからです。子供達が大人しく座っている給食の時間は仕事を進めるのには実はもってこいなのです。
また、低学年の場合には給食中に子供の行儀が悪かったり、体調が悪くなったりと、先生の出番が多く、リラックスして給食を食べることができませんでした。
デメリット②:自分でお昼ご飯を選べない
給食は毎日決まったご飯を食べることができます。
このことは裏を返せば、毎日決まったご飯しか食べられないということです。
大学生や会社員のように、気分で好きなランチを選んだり、行って見たかったお店に行ったりすることはできません。
このように、外食が好きな人にとって、給食はデメリットになるでしょう。
デメリット③:好き嫌いがある人はツラい
学校の先生は立場上、好き嫌いをすることはできません。
なぜなら、好き嫌いをしている先生の姿を見た子供たちに次のような印象を与えてしまいます。
「嫌いなものは食べなくてもいい」
「嫌いなことはやらなくてもいい」
なので、嫌いなものでも無理して食べなければいけません。
しかし、先生の好き嫌いはうまく活用すれば良い教育をすることができます。
例えば、私の場合はトウモロコシが苦手だったのですが、あえて子供達に「トウモロコシが嫌いなこと」を広めてから食べることによって
「嫌いなものでも食べることの大切さ」
「嫌いなことでも挑戦することの大切さ」
を教えることができました。
まとめ
給食のメリット
- 栄養満点!
- ボリューム満点!!
- とにかく安い!!!
給食のデメリット
- ゆっくり食べれない
- 自分でお昼ご飯を選べない
- 好き嫌いがある人はツラい
いかがだったでしょうか?給食にはメリット・デメリットがありますが、先生になった理由の一つとして給食のことを上げる先生は多いです。先生を目指すのであれば、給食を楽しんで、健康な生活を目指して行きましょう!