毎日多忙な先生たちですが、実際に給料がいくらもらえるのか明かされていない部分も多いです。
この記事では、先生たちの給料事情を元教員の私が徹底的に暴露していきたいと思います!
先生の給料ってどうなの?
学校の先生は国家公務員として国から給料をもらう形で働いています。そこで普通のサラリーマンの方達と比べて、どのような給料体系で働いているのでしょうか?
ボーナスがしっかりもらえますよ
学校の先生は年に2回ボーナスをもらうことができます。このボーナスが非常に大きなものとなります。
最近ではボーナスを出していない一般企業が多いと言われていますが、学校の先生は公務員なので安定してボーナスをもらうことができるのが強みです。
ボーナスは1学期終了時点と、2学期終了時点の2回に分けて払われ、その額はだいたい2ヶ月分の給料をもらうことができます。
月の日々の生活で使い果たしてしまっても、ボーナスが必ず年2回もらうことができるので、貯金をしたり、大きな買い物や旅行をしたりと自由に使えてすごい嬉しいです。
新卒にしてはがっつり稼げる!
学校の先生は新卒にしては、他の同年代の新卒会社員よりも稼げることが多いです。
普通の会社員は新卒の時点では平社員であることが多く、あまり給料をもらうことができません。しかし、学校の先生は一律で教員であるため、新卒の内から他の先生たちと対して変わらない額の給料をもらうことができます。
私が新卒で初めて給料をもらったときにはあまりの額にすごい嬉しかったことを覚えています!
ただし!先生1年目の業務は非常に忙しいため、仕事量に対しての給料を考え得ると妥当な額をもらっていたかなと振り返ることができます…
だんだんと年齢を追うにつれて…
最初は周りの会社員と比べて給料がよかったのですが、年齢を追うにつれてあることに気づきます。
「あれ?年齢の割にあんまり稼ぐことができていない?」
ベテランの先生たちに話を聞くと、みんな口を揃えて同世代の会社員の方が稼いでいることを話しています。
学校の先生たちは昇進することがあまりないため、年齢とともに緩やかに給料が上がっていくことになります。昇進をしてドンと給料を上げることができる会社員とは異なるところです。
ただし、教育委員会からの推薦を受けて「主幹教諭」という職務に昇進することができれば給料を上げることができます。その場合、担任が持てなくなったり、業務が更に忙しくなったりと相応の覚悟が必要ですが…
夏休みでも給料をもらえる
学校には夏休みがありますが、先生たちも有給などをうまく使うことで数日間の連休を取ることができます。出張や研修がうまくかさならなければ、2週間以上の休みを取れる場合もあります。
そんな夏休みにも先生たちには普段通りの給料が払われます。
大して働いていない夏休みに給料をもらったときには、本当に得した気分になりました(笑)
平常時の多忙さのご褒美としていつも受け取っています。
150時間働いても残業代は0
学校では残業代を給料として受け取ることができません。
一応残業代の代わりとして教職調整額という基本月給の4%を給料に上乗せされているのですが、それ以外の残業代は法律で認められていません。
であるのにも関わらず、日頃の業務量は毎日の残業が当たり前になるほどあり、納得できないところがあります。
ただ、国は教員の残業代に焦点をおくのではなく、教員の残業時間に焦点をおいて政策を考えています。しかし、まだまだ教員の労働時間は改善されるどころか余計な仕事が増えていくばかりなので今後が心配です。
まとめ
先生の給料ってどうなの?
- ボーナスがしっかりもらえる
- 新卒にしてはがっつり稼げる
- 年齢を追うにつれて稼げなくなる
- 夏休みでも給料をもらえる
- 残業代は一切もらえない
いかがだったでしょうか?教員は給料があまり上がらなかったり、残業代がもらえなかったりなどの不満点はありますが、公務員であるため、生きていく上で収入に困ることはありません。
お金のことにこだわりがなければ、ぜひ教員として安定した収入を手に入れることをお勧めします!