教育実習では、今まで受けてきた講義や授業と違って、自分から動かなければ学ぶことができない超実践型の実習です。そんな中でなんとなく過ごしていたら、力をつけることはできません。
では、教育実習にはどんな気持ちで臨めば良いのでしょうか?
ここでは、教育実習に臨むための4つのマインドをご紹介します。
①素早い行動を心がける
学校はめまぐるしいスピードで変化していきます。
さっき教室で国語をやっていたと思えば、次は音楽室で音楽の授業。休み時間には体育館で行事のリハーサルなど。先生や子供達は細かいスケジュールの中で素早く動いています。
教育実習生として、先生たちと同じように素早い行動を心がけましょう。
何か指示をしてもらったら、素早く行動する。これだけで先生や子供達の信頼は大きく上がります。
例えば、以下のような行動はよく思われるでしょう。
「〇〇さん!体育倉庫からラインカー持ってきて!」
「はい!」(体育館へダッシュ)
②授業参観は目的を持って見る
教育実習中は担当の先生だけでなく、多くの先生から授業を見せてもらうことになります。そんな時に、なんとなく授業を聞いているだけでは子供達と同じ目線で授業を受けることになってしまいます。
しかし、あなたは子供達と同じ目線で授業を受けてはいけません。必ず1つ目的を持って授業を見せていただきましょう。
例えば、以下のような部分に注意して授業を見てみると必ず学びになるでしょう。
- 黒板の使い方・構成
- 発問の内容・タイミング
- 話し方・トーン・重要なところはどんな話し方をしているか
- 子供達の発言のルールはどうなっているのか?
- 学習規律は整っているか
- 子供にどんな注意をしているか
大事なことは、自分が授業をしていたらどんな授業になっているかを意識しながら見ていくことです。
③もし自分が担任だったらを常に考える
教育実習は担当の先生のアシスタントという形で1ヶ月間を過ごすことになります。ただ、自分がアシスタントであるという自覚では成長することはできません。
必ず自分が担任だったらどうするからを常に考えながら行動するよう心がけましょう。
- 自分だったら、今の子供の行動にどんな注意をするのか
- 自分だったら、今の子供の行動をどんな風に褒めてあげるか
- 自分だったら、クラスにどんなルールを作るのか
- 自分だったら、どんな係や当番を作るのか
- 自分だったら、教室にどんな掲示物を飾るのか
- 自分だったら、教育実習生にどんな風に動いて欲しいのか
全ての物事を担任目線で考えていくことにより、学校の見え方がガラッと変わってきます。ただのアシスタントではなく、心の中は1担任の先生として教育実習を過ごしていきましょう。
④謙虚さを忘れない
教育実習で最も大事なことは謙虚さを忘れないことです。
あなたは、非常に忙しい学校現場にお邪魔させていただいている身です。できるだけ先生方の負担にならないように最低限の準備や礼儀を怠らないようにしましょう。
そのために小まめに周りの状況を把握したり、先生の力になれることはないかを考えましょう。少しお節介なぐらいがちょうどいいです!
まとめ
教育実習に臨むための4つのマインド
- 素早い行動を心がける
- 授業参観は目的を持って見る
- もし自分が担任だったらを常に考える
- 謙虚さを忘れない
いかがだったでしょうか?教育実習は人生でも数少ない経験になります。その経験を自分の成長に繋げるか、何となく時間を過ごして終わらせるかは全てあなたのマインド次第です。
もし向上心があるのなら、今日ご紹介した4つのマインドをしっかりと心に刻んで教育実習に取り組んで見てください!