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学級開きってどうするの?初任者に向けて徹底解説

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どーなのくん
4月から学級開きだ!緊張するなぁ…
どーなのくん
でも、学級開きって具体的にどんなことをした方がいいのか、初任者だから分からないなぁ…

担任の先生になると4月には新しいクラス編成で学級開きをしなくてはいけません。しかし、ほとんどの先生が学級開きのやり方を間違えて、その1年間をストレスフルに過ごすことになってしまいます。

では、正しい学級開きはどのようにすれば良いのでしょうか?

この記事では、学級開きの仕方がわからない人に向けて、学級開きにやってはいけないことやらなくてはいけないことをご紹介します。

目次

学級びらきにやってはいけないこと

焦って授業を進めてしまう

「あ!もう隣の先生が国語の授業を始めてる!」

「主任の先生は算数の最初の単元に入ってる!」

周りのベテランの先生たちは、4月の早い段階で授業を初めていることが多いです。

しかし、初任者は焦って授業を進めてはいけません。しっかりとした学習規律が整っていない状態で授業を進めると、あとで必ず授業の進み具合が悪くなってしまいます。

どういうことかというと、新学期は本来活発でも素を出しきれていない子供達が多く、たとえルールが曖昧でもなんとなく静かにできるものです。そんな子供達はだんだんと本性を出し、後になって言うことを聞かなくなったり、授業妨害をしてしまったりすることがあります。

どーなのくん
最初の方の授業はうまくいっても、学級開きに失敗すると後で大変になるんだね

周りの先生たちは、長い経験から学級開きが効率的にできるようになっているため、あなたはそのスピードに合わせることはありません。

まずはじっくり学習規律を整えてから、授業をスタートさせましょう。

親睦を深めるためのレク

学級開きの期間には校庭を使って仲良しレクなどを行なっている学級もあります。子供達は楽しそうに遊んでいて、一見親睦を深めるための良い手段かもしれません。

しかし、あなたにはレクをしている時間はありません。

多くの先生が勘違いしがちなことは、学級開きは親睦を深めるものではなく、学習規律を確立させるための大事な期間です。そんな大事な期間にレクをするのは非常にもったいないことです。

レクは学習規律が整った後にいくらでもできます。しかし、学習規律をしっかりと整えるのは学級開きでしかできません。

どーなのくん
学級開きの期間には、余計なことをしている暇はないみたいだね…

また、レク以外の手立てでも子供達の親睦はすぐに築くことができます。学級開きでしかできない学習規律の徹底を最優先で行なっていきましょう。

どーなのくん
やっちゃいけないことばかり書いているけど、実際にどんなことをやったらいいのさ?

学級びらきにやるべきこと

学級開きに初任者が最優先してやるべきことは「学習規律の徹底」です。4月の1週間?2週間はルールの徹底を一番の目的に過ごすのが理想的です。

そのために、担任自身が「どんなルールが必要か」をしっかりと持っていなくてはいけません。

ルールの作成にあたって、根拠を明確にするために以下のような手順で考えていきましょう

  1. 担任が1年間どんなクラスにしたいか
  2. そのために一人一人がどんな子供達になってほしいか(学級目標)
  3. そのためにどんなルールが必要か

学級目標をもとにルールを立てることによって、「なぜルールを守るべきか?」という疑問を子供達の中から消すことができます。

このように考えたルールを子供達と共通理解し、徹底していくことで学習規律を確立する最初の一歩となります。

どーなのくん
最初の一歩ということは、この後がもっと重要なのかな?

学習規律を徹底するための声かけ

学習規律を徹底するための声かけは、簡単に以下の2つになります。

  1. ルールが守れていなかったら、「どんな行為をすべきだったか、ルールを再確認させる」
  2. ルールが守れていたら、「どんなルールが守れていたか具体的に褒める」

子供がルール違反をしてしまった時

先生の中にはルール違反に対して、怒鳴ってしまったりネチネチと攻めてしまう先生もいますが、あなたはそんなことをする必要はありません。

ただし、子供がルールを守っていなかった場合には、必ず声をかけましょう。

「◯◯くん、それはルールと違うよね。どんなルールだったっけ?」

この時に、ルールが書いてある掲示物を指差しながら質問をすれば、効果は絶大です。普段から徹底して声をかけ、本来のルールをわかりやすく確認していくことが最も大事になります。

しかし、ルールを間違えたことを指摘しているだけでは、子供の学習規律を正すことはできません。

子供がルールを守れている時

叱ることよりも褒めることの方が何倍も大事になります。

「◯◯くん、このルールがしっかりと守れているね。さすが!」

「みんな!◯◯さんがあのルールをきちんと守っていたよ!」

個別に褒めることはもちろん、全体に広めることも効果が非常に高いです。もちろんこのタイミングでも「なんのルールを守れていたのか」を示しながら声かけをすることが良いでしょう。

最も重要なことは、「ルールを守ることが良いことなのだ」と認識させることです。

どーなのくん
ルールの再確認を徹底的にすることが、学習規律を確立させる秘訣だったんだね!

まとめ

学級開きにやってはいけないこと

  • 焦って授業を進めてしまう
  • 親睦を深めるためのレク

学級びらきにやるべきこと

  • 学習規律の共通理解
  • ルールを守れなかった時の指導
  • ルールを守っていた時の称賛

いかがだったでしょうか?学級開きは1年の中でも最も大事な期間となります。この期間に学習規律が整えば、あなたのクラスは最もスムーズに学習が進み、最もなかの良いクラスになるはずです。素晴らしい学級開きを行って1年間を楽しく過ごしまょう!

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この記事を書いた人

「先生の仕事ってどうなってるの?」と切り込んでいくドーナツ野郎。他にも気になることには、どんどん切り込んでいきます!…その正体は元教師?!

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