先生たちは学期末に通知表を作成しなくてはいけません。通知表は評価を観点別につけて子供や保護者に伝えるものですが、大変なのは評価ではありません。
通知表の中で、最も大変な作業は所見と言われる先生からのメッセージです。では所見にはどんな大変さがあるのでしょうか?
この記事では、所見を書く大変さと、どうすれば楽に所見を書くとことができるかをご紹介します。
所見とは?
通知表の所見(しょけん)は、学校等が幼児・児童・生徒の教科の成績や日常生活の記録などをまとめ、行動の記録や様子などを生徒等本人及びその保護者へ文章で通知するために、担任教師によって作成される。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/所見
つまり、子供達がで行なった活動をまとめて記述して、親にどんな良いところがあったかを伝えるものです。
所見は辛いよ。数十人の個別の評価を文章に
所見は30人ほどの子供達の行動や様子を一つ一つ観察して文章に起こさなくてはなりません。そのためには普段から子供の様子を満遍なく見る必要があります。
実際に書いて見るとわかるのですが、すぐに文章が思いつくのはクラスの半分程度で、それ以外の子供は意識的に良いところを見つけなければ書くことができません。
そのため、学校の先生たちは所見を書くことに苦手意識を持っている人も多く、学期末の職員室は「そろそろ所見を書かないと…」と憂鬱な雰囲気になります…
特に1年目の先生は所見の書き方や、言葉の使い回しもわからないため他の先生方よりも苦労することになります。早めに担当の指導教官と計画的に進めていきましょう。
しかし、所見を書くのにはある必勝法があります!
その方法を見つけたことで、私は所見にかける時間を半分以下にまで減らすことができました。
どうすれば所見を楽にこなすことができるか
所見の作成で最も大切なことは「子供の良いところを見つけたらすぐに書くこと」です。
普段の生活の中でも、子供達は様々な良いことを行います。
- 鉛筆を拾ってあげる
- 友達の荷物を持ってきてあげる
- 悪いことをしてしまった時に素直に謝る
しかし、担任をやっていると良い行動をその場では覚えていても、放課後になるとやるべき業務に意識を変えるため、すぐに忘れてしまうのです。
そこで、「子供の良いところを見つけたらすぐに書くこと」が必要になってきます。
日頃から子供達の良いところを見つけた時には、教務手帳でも、スマホのメモ帳でも良いので、素早く書き込みます。そして書き込んだことは放課後や休み時間の間に所見に書き込んでしまいましょう。
このような習慣を行うことで、いざ学期末になった時にはあなたの所見欄には子供達の良いことがぎっしりと書かれている状態になり、スムーズに所見を書けるようになるのです。
周りの先生たちが「そろそろ所見を書かないと…」と憂鬱になっている中、あなたの初見は既に終わっているなんて状況も作り出すことができます。
ここで大事なことは、意識的に子供達の良いところを見つけていくことです。
- 1日3つの良いところを見つける
- 今日は〇〇くんの良いところを見つける
など自分なりの目標を持って良いところを探しましょう。
まとめ
- 所見は30人ほどの個別の様子や行動をまとめ文章に起こしたもの
- 所見は普段から子供達の良いところを記録することでスムーズに書くことができる
いかがだったでしょうか?所見のように学校の業務は大変なものが多いですが、効率を考えて見ると簡単に効率をあげられるものも多くあります。
教員になる方、所見に困っている方はぜひ今回ご紹介した方法を試して見てください!