あなたは今の学校教育に疑問を抱いたことはありませんか?
私は今の学校教育は間違っていると考えています。
この記事では私が学校教育が間違っていると考える理由と、現代社会で求められる本当の教育についてお話しします。
軍隊を作る教育。今の学校教育は明治からほとんど変わっていない
私が、今の学校教育が間違っていると考える理由は、初めて学校教育が行われるようになった明治にあります。その時の義務教育は「富国強兵」という軍隊を作るためのシステムをもとに作られていました。その名残としてまだ学校には以下のような文化があります。
- 「前ならえ」などの集団行動
- 運動会でよく見られる「行進」
- 長くて面白くない「校長先生のお話」
しかしよく調べてみると、このような行為に科学的根拠のある教育効果はないことがわかっています。全ては集団行動を促すために行われる行為であり、子供達はこういった教育を通して協調性を養うことになります。
もちろん、学校教育が始まった頃は軍隊として動ける子供を育成するために協調性は必要不可欠なことでした。
戦場を軍隊で行動するときに、一人だけ違う行動をしていたら隊が全滅するほどの命取りになってしまいます。協調性は命を守るために確実に必要なスキルでした。
しかし今は違います。行き過ぎた協調性は個性をなくし「みんな同じでなければいけない」雰囲気を生み出します。
にも関わらず、協調性を重視した教育システムは明治から全く変わっておりません。
あなたは、子供の頃感じなかったでしょうか?
「みんなとズレてはいけない」
「一人だけ違うことをしてはいけない」
「和を乱す人は厄介だ」
実際には大人であっても感じている人は多いはずです。
果たして、戦争もなくインターネットの力で個人が活躍できる時代に、行きすぎた協調性は必要なのでしょうか?
協調性だけを備え、個性が弱まっていく今の教育は世の中とずれてはいないでしょうか?
現代社会に求められるものは「自分だけの強み」
よくある面接でも次のような質問が多く聞かれます。
「あなたの強みは何ですか?」
その回答として次の2つのうち、どちらの回答をした人を採用しますか?
- 私は全ての行動をみんなと同じようにすることができます。頼まれたことは何でもできる自信があるため、この力を御社の仕事に生かしていきたいです!
- 私は誰よりも〇〇をすることに自信があります。〇〇では◇◇ような実績があり、この力を生かして御社の仕事に貢献していきたいです!
このように、「みんなと同じ」が必要な学校教育の時代は終わりを告げ、「みんなより〇〇ができる」が必要な新しい時代がとうの昔に来ています。
そして、「みんなより〇〇ができる」の重要性はものすごい勢いで上がっており、「みんなと同じ」人間は淘汰されていきます。
学校教育の現状とこれから
学校にはいろんな個性や興味を持った子供達がいます。
- 昆虫が大好き!昆虫博士になりたい!
- 将来はパティシェ!甘いものを作るのが好きなの
- 僕は山手線の駅が全部言えるよ!夢は電車の運転手なんだ
これらの子供たちは皆同じ国語・算数・理科・社会を学び、好きな昆虫や料理の教育を受けることはできません。受けられるのは、義務教育が終わって、「みんなと同じ」が染み付いた後のことでしょう。
これからの教育はこのままで良いのでしょうか?
私はこれからの教育に「みんなより〇〇ができる」ことを存分に発揮できるような学校教育を期待しています。一体それがいつになるのかはわかりませんが、いつか必ず学校教育が変わることを信じています。