これから新しく先生になる人にとって、新しい学校で働く前に必ず不安がありますよね。その中でも人間関係の不安はとても大きなものとなります。
「怖い上司がいたらどうしよう?」
「周りの先生とちゃんと仲良くなれるかな?」
「どんな風に話をしたら、良い印象を与えられるのかな?」
ですがこのような不安は、人間関係を作るテクニックを知ってさえいれば簡単に消すことができます。
この記事では、誰でもすぐに良い人間関係を作ることができる3つのテクニックをご紹介します。
相手の言葉を繰り返す
会話の際、相手の話の最後にある言葉を繰り返して反応をすると、相手に好印象を与えることがわかっています。これはフランスのINSEADの研究によりわかったことで、研究では以下のような実験が行われました。
- 被験者数人を2つのグリープに分け、10分間好きなだけ会話をしてもらう
- 1のグループには聞き手に相手の語尾を2,3語繰り返してもらう。
- 2のグループには聞き手にそのまま相手の話を聞いてもらう
- 結果、1のグループの被験者の方が親密さが有意な傾向があるとわかった
このような実験から、人は相手に言葉を繰り返してもらうことで、相手に話を聞いてもらっているという満足感を得ることができ、親密さが上昇することがわかりました。
実際にやってみると以下のようになります。
「昨日さ、うちの子供がなかなか寝てくれなかったんだよね」
「あ~お子さんなかなか寝てくれなかったんですね。」
「そんでさ、僕も寝坊しちゃって校長先生に怒られちゃったよ!」
「本当ですか!校長先生に怒られたんですか!」
といった具合です。
相手の感情を繰り返す
こちらも先ほどのテクニックと同様です。相手が話した感情に注目して繰り返します。
相手の感情を繰り返すことで、相手は自分と同じ感情を共有しているのだと錯覚し、親密さが増すことがわかっています。
実際にやってみると以下のようになります。
「いや~まじで疲れた。」
「疲れましたね~」
「今日校長に怒られたときはまじで凹んだわ」
「それは辛いですよね。」
相手の言葉を引用して質問をする
相手の言葉を引用して質問をするのもとても有効なテクニックです。
実際にやってみると以下のようになります。
「今日は遅刻したことで結構怒られたんだよね」
「え!どのぐらい遅刻したんですか?」
このように、普通に質問をするよりも、相手の言葉を引用することで自分に興味を持ってくれているという感情が高まり、相手の親密さが増すことができます。
質問の方法に困ったら5W3Hの質問方法を利用しましょう。
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰が)
- Why(なぜ)
- What(何を)
- How(どのように)
- How many(どのくらい)
- How much(いくら)
これらの中から一つ選んで相手の言葉にくっつけてあげれば、誰でもすぐに質問を作ることができます。
さっきの例では、相手の「遅刻」という言葉にHow many(どのくらい)をくっつけることで質問を作りました。
まとめ
初対面の先生と仲良くなる方法は以下の3つでした。
- 相手の言葉を繰り返す
- 相手の感情を繰り返す
- 相手の言葉を引用して質問をする
実はこれらは学校の先生以外でも、プライベートのコミュニケーションでも、子供とのコミュニケーションでも手軽に使うことができるテクニックばかりです。
ぜひ新しい職場ですぐに良い人間関係を作りたいときにはこれらのテクニックを使ってみてください!