以前、ユニークなストップモーションムービーを公開している「omozoc」というYouTubeチャンネルについてご紹介しました。
「omozoc」さんは日本の方でしたが、今回はアメリカから、リアルガチのストップモーションクリエイター「PES」をご紹介したいと思います!
それは、あのアカデミー賞にノミネートされた経験のあるクリエイターで、世界中75以上の有名企業のCM監督としても活躍しているからです!
今回は、ストップモーションクリエイター「PES」の製作者について、またアカデミー賞、エミー賞にノミネートされた作品についてご紹介します!
「PES」とは?
2007年にYouTubeにチャンネルを開設した「PES」。
2019年現在、264万人のチャンネル登録者がいます。
「PES」の動画を作っているのは誰?
それっぽいものから、それっぽいものを作る、「PES」の動画。
Fresh Guacamole(新鮮なワカモレ)
手りゅう弾を切ったらアボカド。種はビリヤードの球。
一皮むけた野球ボールはサイコロ状の玉ねぎになり…
待ち針のトマト、グリーンのゴルフボールはライム果汁で、緑の電球はハラペーニョ。
チェスの駒から塩コショウして出来上がったのはワカモレ(アボカドディップ的なもの)。
ワカモレとは、メキシコ料理のサルサの1種である。名称の由来は、ナワトル語のAhuacamOlli=Ahuacatl+mOlliから。なお、片仮名表記では、グワカモーレ、ワカモーレと書かれることもある
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ワカモレ
トルティーヤ・チップではなく、ポーカーチップでいただきます。
ちなみにこちらが本物のワカモレ。
このもの凄いアイデアでワカモレを作り上げたのは、Adam Pesapane(アダム・ペサパン)さん。
この方がPESとして活動しているクリエイターさん。
ニューヨークに住むストップモーションクリエイターとして、短編映画の製作やCM監督として活躍しています。
アカデミー賞にノミネート!
先ほどご紹介したワカモレのショートムービーはなんと!アカデミー賞の短編アニメーション賞にノミネート!
1分40秒というこの作品、オスカーにノミネートされた最も短い映画となりました。
アダム・ペサパンさんは、1998年ごろからストップモーションクリエイターとして活動し始め、次々とショートムービーを制作。
2013年にアカデミー賞にノミネートされてからは、世界中の有名企業のCM監督としても活動します。
「ナイキ」「Android」「バカルディ」「リプトン」「プレイステーション」「サムスン」などなど…。
「ホンダ」のCMでエミー賞ノミネート!
日本を代表する大企業「ホンダ」のために制作したCM「紙」は、「2016年の優れたコマーシャル」としてエミー賞にノミネートされました。
Honda “Paper”(ホンダ「紙」)
初めて観た時、やっぱり天才っているんだなぁと思いました。
「PES」のおすすめ動画
「PESとして活躍するアダムさんが凄いことはもう分かったから、はよ動画カモン!」という方、お待たせしました!
音を楽しんで!ASMRフェチさんにオススメ!
「PES」動画を引き立てているのは、映像と共に流れる音だと思うんです!
Western Spaghetti(ウエスタンスパゲッティ)
音だけ聞いたら絶対おいしいもの作ってると思いますよね!
Submarine Sandwich(潜水艦サンドイッチ)
「PES」はメイキングも公開しているのですが、この潜水艦サンドイッチ、たった1分56秒にどんだけ費やしたんだろう…と思うほど、大変そう…!
Sub Sandwich: Behind The Scenes With NIKON(潜水艦サンドイッチ:NIKONと舞台裏)
考えさせられるストップモーションムービー
お次はちょっと考えさせられるようなテーマの作品。
THE FISH(魚)
海洋プラスチック汚染を風刺したこの作品。
「骨になった亀から生まれたプラスチックの魚を食べようとする鳥」という、ダークなテーマながら、魚の色や動きがポップなので、余計に身近な事なんだと実感させられます。
KaBoom!(カブ―ン)
こちら、私が「PES」チャンネルを知るきっかけになったショートムービー。
おもちゃやピエロ、プレゼント用のリボン、クリスマスツリーの飾りなどで表現された戦争は、何とも言えない気味の悪さがあり、本物の戦争映画より妙にリアルに感じました。
ちなみにタイトルの「カブ―ン!」は英語で爆発音を表現する言葉だそうです。
日本でいう「ドッカ―ン!」みたいな感じでしょうか?
おまけ:4K画質のスペシャルなスクリーンセーバーを!
The Fireplace(暖炉)