私は「戦争を扱った映画」というものがひどく苦手で、それが実写だろうがアニメだろうが関係なくあまり観たくありません。
そんな、お豆腐メンタルである私のことをよく知る友人に「ギリ観れると思う!」と背中を押され、先日『この世界の片隅に』という映画を観てみました。
そして…、観て良かったです…!!(でも確かにギリだった…)
しかも現在、『この世界の片隅に』の本編に、約40分の新しいストーリーを付け足した、映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が絶賛公開中です。
今回は、『この世界の片隅に』また『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』について、あらすじやキャスト、私なりの感想から、新作を観た人の感想なんかも集めてみました!
『この世界の片隅に』とは?
本年度、第32回東京国際映画祭 日比谷オープニング上映として『この世界の片隅に』の上映も決定しました! #いくつもの片隅に を観る前に、ぜひいらしてください♪#この世界の片隅に #東京国際映画祭 #TIFFJP #eiga https://t.co/ajwwjQg1Vc @tiff_siteさんから
— 映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』&映画『この世界の片隅に』公式 (@konosekai_movie) September 27, 2019
2016年に公開された『この世界の片隅に』は、こうの史代原作の漫画をアニメ映画化したもの。
あらすじ
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。
夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。
ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。
1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。
キャスト
主人公のすずさんは、あの『あまちゃん』の、のん(能年玲奈)ちゃんです。
- 北條すず(旧姓:浦野):のん
- 北條周作:細谷佳正
- 黒村径子:尾身美詞
- 黒村晴美:稲葉菜月
- 水原哲:小野大輔
- 岩井七世:白木リン
この世界の片隅に、上映3周年おめでとうございます!今日から4周年目。すごい。すごいなあ。 のん#この世界の片隅に pic.twitter.com/kN1DugLli2
— のん official (@non_staffnews) November 12, 2019
感想(ネタバレなし)
アニメの絵柄が優しく、物語全般にユーモアがたくさん散りばめられていて、観ていて「本当に戦争中なのかなぁ」なんて思ってしまいました。
もちろん、戦争はだんだんと激しさを増していくのですが、空襲や爆弾の様子を徹底的にリアルに描かないアニメです。
主人公のすずさんが、おっとりしていて優しく、ほんわかしたイメージにも救われました。
「戦争を描いたアニメ」というと、ダントツで『火垂るの墓』のイメージが強い方も多いと思いますが、『この世界の片隅に』は全く違います。
戦争の残酷さに焦点を当てるのではなく、戦争をしている時代の人々の生活・人生に重きを置いている作品です。
戦争中でも結婚したり、デートをしたり、ご飯を炊いたり、小姑がいたり、恥ずかしかったり、面白かったり、悲しかったり…と、知っていたはずなのに実感がわかなかった「当時の人々の当たり前の暮らし」が泣けてくるほど身にしみました。
ラストの部分では、「誰かが死のうが爆弾が落ちようが焼け野原になろうが、そこで生きてきた人達がいる」という事実に心がズシッと重くなります。
本日8月15日、74回目の終戦の日を迎えました。
この世界のあちこちで灯るたくさんの人々の笑顔。そしてかけがえのない暮らしを想い、深く平和を祈ります。#この世界の片隅に#いくつもの片隅に pic.twitter.com/LtsMDTODoa— 映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』&映画『この世界の片隅に』公式 (@konosekai_movie) August 15, 2019
戦火をくぐり抜けてきた人達の「逆境に立ち向かう強さ」というか、「ハングリー精神」というか、そういうものの凄さを改めて実感しました。
…と思いながらも、今日も相変わらず豆腐メンタルで本当、参っちゃいます。
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が前作を上回る満足度でランキング首位@konosekai_movie#この世界の片隅に #さらにいくつもの片隅に #のん #片渕須直 #ぴあアプリ #ぴあ映画 https://t.co/jggicc0wRx
— ぴあ(アプリ) (@app_pia) December 23, 2019
『この世界の片隅に』の別バージョンとして、約40分の新規場面を付け足した映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。
あらすじ
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』予告編
広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。
ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるが呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。しかしその中で、夫・周作とリンとのつながりに気づいてしまう。だがすずは、それをそっと胸にしまい込む……。
昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。 そして、昭和20年の夏がやってくる――。
みんなの感想は?(ネタバレなし)
私は『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は観ていないのですが、公開からすでに6日!
観てきました(๑˃̵ᴗ˂̵)
あっという間の168分。天覧試写会ではわからなかった詳細を見逃さないように、時間を忘れて食い入るように観ていました。
終わってみると、なんとも言えない気持ちに…内容を思い出すと、こみ上げてくるものが湧いてきます。
もう一度観に行こう😊#いくつもの片隅に pic.twitter.com/7BqFLPDvmr— ちゃんはーぱいせん@決断したけれどね〜 (@ha_chan_san) December 26, 2019
消費され、消え去っていく漫画やアニメ映画が多い中……映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』と『この世界の片隅に』は何度も楽しめ最高!
映画を3回見たらテルちゃんが好きになっちゃった。#この世界の片隅に#いくつもの片隅に#この世界のさらにいくつもの片隅に #こうの史代#のん pic.twitter.com/ciTJl8Y7Mt— 紅 三十郎 (@MacSanjuro) December 26, 2019
#この世界のさらにいくつもの片隅に
鑑賞。泣かされました。
3年前にも泣かされたが、更に泣かされた。りんさんとテルちゃんのエピソードが入って更に物語に深みと厚みが増した。
観客は年配の方が多め。
60代くらいの女性が「アニメだからどうか?と思ったけど、観てよかった」がなんか嬉しかった。— 不知火40 (@sirasira36) December 24, 2019
まずは『この世界の片隅に』が観たいあなたへ!
2016年11月12日の公開から今日で3年が経ちました。長いようで短いような1096日間。
皆さんと共に積み重ねてきた日々に感謝しながら、これからやってくる『#この世界のさらにいくつもの片隅に 』への興奮を胸に、今日という日を過ごしたいと思います。
皆さんもどうか素敵な1日を✨#この世界の片隅に pic.twitter.com/Ge1X9sium1
— 映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』&映画『この世界の片隅に』公式 (@konosekai_movie) November 12, 2019
私のようにお豆腐メンタリストの方、『火垂るの墓』がトラウマになってしまった方…、とりあえずまずは『この世界の片隅に』から観賞することをおススメします。
『この世界の片隅に』は現在Amazonプライムビデオで配信中!
この機会にぜひ、Amazonプライムビデオの「30日間の無料お試し体験」でお得に観てみて下さいね!
本ページの情報は2019年12月時点のものです。
最新の配信状況はAmazonプライムビデオにてご確認ください。