年末年始、あなたはどこか旅行に行かれましたか?
目指すは!フランス語版の観光ミシュランガイドで三ツ星を獲得した、「ひょうたん温泉」!
「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」と呼ばれるほどの温泉の街、別府。
そんな日本一の温泉街で、温泉として日本で唯一のミシュラン三ツ星を持つ「ひょうたん温泉」とはどんなものか…!?
別府・ひょうたん温泉
大正11年に掘り当てられたという、歴史ある「ひょうたん温泉」。保湿効果の高い「美人の湯」としても有名なんです。
古き良き温泉
ひょうたん温泉に入ってまず思ったのは、「古い!」(もちろんいい意味で!)
大正11年に作られたという、「ひょうたん風呂」は、なんとも言えない自然感でした!スーパー銭湯のような人工的なものではなく、「大きな石ころ転がし合わせて作りました!」的な、そんな良さです。
湯煙の中、石のてっぺんに観音様がたたずんでいたり、見上げた天井がすだれだったり、石や木材、竹など、お風呂を形作るほぼ全てのものが自然のもので、まるで洞窟の中にお風呂に入りに来たみたいでした。
もちろん、洗い場は現代的ですし、しっかりした手すりもありますし、天井もよく見たらすだれの上にガラスが貼ってますので安全ですよ。
きっと、こんな自然のままの古い温泉だからこそ、フランスの方には美しく、魅力的に映ったのかもしれませんね。
滝!滝!滝!
ひょうたん温泉で私が一番感動したのが「瀧湯」!
高い石垣から一本ずつ、お湯が滝のように落ちてくるんです。
それがまた人工的ではなく、源泉かけ流しなので湯量や湯力などが一定じゃない感じ!
皆さん正座して肩に当てたり、うつ伏せになって腰に当てたり。客観的に見たら全裸で滝行してるみたいなんですが、体がゆるゆる解けて無くなってしまうようで、凝り固まった体が一気に柔らかくなりました。
露天風呂のお湯も、滝のように崖から流れてくる作りになっていました!源泉崖流し!
珍しい「蒸し湯」というものがあったので、入ってみたのですが、サウナが苦手な私でも長居できる心地よさでした。
地獄蒸し工房 鉄輪
「蒸し豚たべたーい!」ということで、温泉の蒸気で蒸した料理が食べられる「地獄蒸し工房・鉄輪」というお店に行ってきました!
蒸すところから体験!
食べる物を決めたら、食材(もちろん生)を持って蒸し釜に行きます。
あとは係員さんに教わりながら、分厚い手袋をはめ、湯煙の中食材を蒸し釜の中へ。
念願の蒸し豚(どんだけ食べたいんだ…)と、野菜、卵、ホタテやサザエ、ちまきなど、色々頂きましたがどれも柔らかく、ジューシーでおいしかったです。
温泉水
お店を出たところに「飲泉湯」というものがあって、温泉のお湯を飲むことができます。
外観がよだれを垂らす鬼なのは置いといて…、ちょっとしょっぱかったです…。ていうか熱かったです。
友人は「うすい昆布茶の味がする…」と言ってました。
大分といえば…
食べることが大好きな私達は今回の旅で、大分名物をたくさんいただきました。
とり天や唐揚げ、だんご汁、かぼすのソフトクリーム…。
琉球から伝わった大分の漁師メシ
その中でも今回初めて食べのが、「りゅうきゅう」というもの。
ブリやさば、あじ、マグロなどの魚を、醤油や生姜で漬け、白ゴマやネギを添えたものです。
多くは「りゅうきゅう丼」としてご飯にのせて食べるそうですが、私が行った居酒屋ではそのまま「りゅうきゅう」として出されました。
その名の通り、沖縄から伝わったといわれる大分のご当地、漁師メシなんだそう。
癒されにいかが?
大分の方はみんな親切で、優しくて気さくな方ばかりでした。
おいしいものいっぱいの大分、寒い冬にピッタリの温泉で体も心も温まってはいかがでしょうか?